『クロールのバタ足、速くなる効果なし むしろ水の抵抗増』という朝日新聞の見だしは誤解を生むと思うそして『チコちゃん』のことを思い出した

ガラケーからスマホに変えてから3ヶ月経過した。家族とのコミュニケーションで『ライン』アプリを使っている。『ライン』にはニュースも届くようにしてある。そのニュースで衝撃的なタイトルを見た。

クロールのバタ足、速くなる効果なし むしろ水の抵抗増

『バタ足、速くなる効果なし』と見だしで書かれている…

挿絵はビート板を持った子供が『へ~』という顔をしている。

コレを見たらどう思うだろうか?『え!?バタ足が遅くなっちゃうの?』と私は思った。驚いた私はそのままそのサイトを読んだ。

先に言うが私は学者でも新聞記者でもトップアスリートでも何でもない。スポーツ歴は公立高校で水泳部。20年前のフリー(自由形)のタイムは1分3秒(長水路)、50mは27秒(短水路)専門はバック(背尾泳ぎ)これは当時のインターハイ新人予選を突破するタイム(部活内ではフツー)ただのオッサンである。

そして朝日新聞の記事の概要はこちらだ。

水泳のクロールで速く泳ごうとすればするほど、キック動作(バタ足)は前に進む力に貢献しにくくなる――。筑波大と東京工業大の研究チームがまとめた。

100mを76秒92以上の速さで泳ぐと足の動きで生じる水の抵抗が大幅に増える

という内容を『ジャーナルオブバイオメカニクス』という生体工学の専門誌に論文が掲載された。

クロールのバタ足は下半身を持ち上げて水平に近い姿勢をとる為には必須で、抵抗を減らすのに貢献していると考えられてきた。

実験では①腕と足で泳ぐ②腕だけで泳ぐ③身体をまっすぐに伸ばすの3パターンで泳いで水の抵抗力を計測した。

その結果100mを90秒91の低速ではバタ足は推進力になっているものの、それより速いと足の動きが水の流れを防げ(?)抵抗は速度の3乗に比例して大きくなった。

この成果は小学生も含め多くの選手の泳ぎに関係するとみられる。筑波大の高木英樹教授は『振れ幅の小さい、しなやかなキックを打ち、水をつかむ上半身の技術を磨くことがタイム向上につながるだろう』と話している。

朝日新聞2018年7月4日の記事から抜粋

※無断転載は禁止となっているので記事は私の言葉を一部入れてあります。問題があったら消します。

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読み終えた私の感想

  • 最後にしなやかなキックを打てと書いたるやないかい!(笑)
  • タイトル盛り過ぎ!

そう思った。

小学4年生の子どもと嫁さんにこの朝日新聞の記事をメールで転送したら『読んだよ』とのこと。そして感想は『へ~そうなんだ』と思ったとのこと。そりゃそうだ、水泳してない人から言わしたらそうなると思う。

色々ツッコミたいことがある。

タイトルの『速くなる効果なし』について

まずバタ足(キック)をしないオリンピック選手がいたら教えてほしい。世界のトップスイマーは『バタ足』してる。もちろん日本のトップ選手萩野だって『バタ足』するのだ。いや別にオリンピック選手だけではない、インターハイ選手だって『バタ足』するし、スイミングの教室だって『バタ足』の練習はするのだ。

そう、バタ足(キック)はとにかく速く泳ぐのに必要なのだ!絶対!

高校時代の私はとにかくキックが嫌いだった。逆にプル(手の動き)は得意だった。プルだけでもハッキリ言って速い。しかし、プルだけよりバタ足が追加されたほうが絶対に速いのだ。

朝日新聞の記事の中にある『91秒』というタイムは、水泳をしている人(公立高校の部活レベル)からすると結構遅い。

極端な例えで言おう。ランニングで言えば5kmTTのベストとハーフマラソンのペースは全然違うのだ。もっと極端に言う。100m世界最速のボルトとマラソン金メダリストの高橋尚子は走り方そのものが違うのだ。それと同じで

水泳において100mを60秒で泳ぐのと90秒で泳ぐのは全然違う。

水泳の『4秒』は天と地の差がある。いやそれは言い過ぎかもしれないが『1年間部活でみっちりトレーニングしても縮まらないタイム(経験上)』なのだ(笑) 90秒から4秒縮めるのはすぐだけどね。

50mを計測するのに全力で泳ぐ。高校生の時、私は息継ぎを2回しかしなかった。それは『顔を上げる』抵抗を減らすため。又、400mを計測するときは当然最初から全力なんてしない。キックもリズムを取るイメージ。

私の朝日新聞の記事(いやタイトル?)に対しての結論

挿絵のような小学生なら100mを90秒かかるだろう、いや泳ぎ切れない子もいるかもしれない。(もちろん90秒より速い小学生はいる)

速く泳ぐにはバタ足は必要ってこと!どんなレベルにおいても。

だから、朝日新聞の挿絵にある小学生は学校の授業ではバタ足をしたほうが絶対に速いってこと。キック(力)が下手な子どもはもっと『バタ足』をすることが重要なのだ。いっぱい練習して『バタ足(キック)』も上達するのだ。

※挿絵のような小学生なら、腕だけの力よりキック(力)があるほうが推進力が増すのは当たり前です。

※6年間スイミングに通っている小学生が400mタイム計るとか特別な状況はなしね、ってこと。

しかし記事を読んでいるうちに『チコちゃん』のことを思い出した。

『チコちゃん』とはNHKの番組で普段、何気ないことを理由知ってる?と投げかける番組で理由はほとんどの場合、わからないのだが答えられないとチコちゃんが『ぼ~と生きてんじゃねーよ』と怒ってくる番組だ。

そこであったのが

なぜ『クロール』じゃなく『自由形』なのか?ということ

答えは『自由形は本来どのように泳いでもいいので、クロールに限らない。そして、実際にクロールよりも速く違う形で泳いだ人がいたから』

テレビで見たときショックだった。実際はクロールのプル(腕のかき方)とドルフィンキックが一番速いのだ!名付けるならドルフィンクロール!!

『!!』

番組の中で2000年シドニーオリンピック、最後10mをドルフィンキックで世界記録を出したマイケルクリムという選手の映像が流れた。

ショックだったが『チコちゃん』の番組に出ていたメダリストの松田選手もドルフィンキックのほうが速いと断言している。しかしドルフィンキックは疲れるから100m泳ぎ切れないということなのだ。

ドルフィンキックは、腰から足全体をイルカ(ドルフィン)の様に動かすことだが、バタ足より抵抗が少ないことも間違いない事実だ。

だから抵抗を減らして推進力に変えるというは教授の最後のセリフ『振れ幅の小さいしなやかなキック』につながると思う。

私の敬愛する八田益之さん(元トライアスロン4連覇、東京大学OB)もそのことに触れている。その中で別の人が書いててな

「バイクは速く走るほど空気抵抗が大きくなる」→「だからゆっくり走る方が良い」?(笑)

なるほど、上手い表現だ。タイトルと記事の内容が違いすぎて反応してしまったという内容でした(笑)

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